Blenderのモデルを3Dプリンター向けに修正する

Posted on Sat 13 February 2021 in Blender

Cover

はじめに Blenderの修正について

以前、Blenderを使って某県のマスコットキャラクターをモデリングした。 3Dプリンターではモデルそのままで印刷される。以前のモデルそのままでは厚みが無く、各部位が接続されていない状態となっている。 今回はそのモデルの部位を接合し、厚みを加える。

モデリングの記事は以下。
準備編モデリング編

ブーリアンによる接合

今、耳と頭は面が重なっている状態で、頭の中には耳の先端が飛び出している。
fig1_1

耳を選択している状態で[モディファイアーを追加]から[ブーリアン]を選択する。
fig1_2

追加されたメニューから[オブジェクト]をクリックし、不要な部分を消す。
fig1_3

厚みの追加

現状のオブジェクトはペラペラのため厚みを付ける。 fig2_1

頭部を選択している状態で[モディファイアーを追加]から[ソリッド化]を選択する。 fig2_2

とりあえず幅0.02mや0.001mにしてみた。 fig2_3

すべての部位にソリッドをしてみたところ変なノイズが出ている。 fig2_4

STL出力

[ファイル]から[エクスポート]、[STL]を選択。 fig3_1

blenderの単位は[m]であるが、今回使う3Dプリンターは単位が[mm]なのでスケールを1000にする。
スケールを調整したら名前を付けエクスポートして完了。 fig3_2

読み込みの確認

保存したSTLファイルを3Dプリンターのソフトで読み込む。
するとモデルが破損しているという警告と自動修復をするか尋ねられた。
fig4_1

とりあえず、修復してみたところ無事に読み込めたようだ。 Cover

おわりに

blenderで作成したモデルを修正し、無事3Dプリンターのソフトウェアで読み込むことができた。 次回は3Dプリンターで印刷を試みる。 なお、今回行った作業では不十分な可能性もあるがその時はこの記事を修正する。

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